ファスティングやってみました。

2018年1月7日 0 投稿者: genkisalsa

何を思い立ったのか。
去年の年末から急にファスティングなるものを調べ始めた。

いわゆる「断食」である。

なぜかというと。
もともと名前がGENKIなくせに体は病気がち。
度重なる旅疲れと暴飲暴食、酒、タバコ。
僕の体は悲鳴をあげていた。

「少し休ませてくれ〜い」

そこで思い立ったが吉日。
早速、ネットで調べ上げた知識と購入した酵素ドリンクなるものを片手に
正月休みを利用して3日間の断食、2日間の回復期を予定し、
ファスティングチャレンジを行う運びとなったのだ。

あらかじめ言っておくがダイエット的な目的ではない。。。笑
あくまで「体のリセット」である。

しかし、
不安要素が幾つかある。

まずはタバコ。こちらはどうしてもやめられない。
なので本当はダメだが本数を減らすという言い訳の元にクリア。
そして空腹。美味しいご飯を食べる事が生きがいの僕に果たして耐えられるのか?
こちらもネットで調べてみると具なし味噌汁+ヨーグルト(砂糖なし)ならOKとの事。(もちろん食べ過ぎない程度に)

とりあえず、意を決して。

@断食前日
基本的には断食前の準備期間が必要なのだが、今は正月真っ最中!
元旦当日くらいは飲み食いしたい欲望には全く勝てず。しかも
寝る時間が近づくにつれてどうしても食べたくなったもの。
それは「ハーゲンダッツアイスクリームチョコチップ味」。
大げさだが、明日から我慢の日々を過ごす事に最低限の抵抗であった。
皆様は決して真似してはいけない。

@1日目
朝起きてまずは体重計に乗る。そして大きなため息をつく。
「俺はこんなにも育っていたのか」と。
そしてひとしきり体のデータをメモに書き込み、ここから気持ちを引き締める。
しかしながら、実はこの初日が一番キツかった。
なぜかというと、人間にはルーティーンというものがあり
僕の中でご飯を食べるという行為はもはや空気を吸うのと同じだったのだ。
とにかく何か食べたい。口に入れたい。呪文のように唱え始める。
ここで登場、酵素ドリンク。これがかなり腹持ちよく感じる。味も良し。
しかしながらやはり騙されない僕のルーティーン。
そこで登場、具なし味噌汁。塩分補給も兼ねており味噌の味がたまらない。
しかしながらやはり騙されない僕のルーティーン。
この野郎!食ってやる!!!ヨーグルトを!
そして満を持して登場、ヨーグルト。一口をゆっくり味わうように舐める。
時間差で襲ってくるルーティーン野郎との格闘は
結局寝ることで落ち着いたのであった。

@2日目
少しは期待する体重計。恐る恐る乗っかってみると
昨日の朝よりも「マイナス1キロ」減っていた。しかし実はそうではない。
昨日の夜はなんと一気に「マイナス2キロ」減っていたのだ!
ということは実は夜から朝にかけて「プラス1キロ」増えていたのだ。
な・なぜだ?
事前情報によると夜から朝にかけて体重は減り朝が一番痩せているはずなのに。
・・・あれ?目的がいつの間にかダイエットになっている。
ここで一言言っておくが、人間には目標が必要なのである。
目的はあくまで体のリセット。それは変わることはないのだけれど
体の変化を記入するというルーティーンによって気持ちを高ぶらせているのだ。
とにかく、僕は朝と夜が逆転しているらしいということがわかった。
そして、食欲求も初日に比べて静かに落ち着きを見せていた。
隣でおいしそうなおせち料理を食べていようが
喉越しの良さそうなビールを飲んでいようが
俺には3種の神器(酵素ドリンク、具なし味噌汁、ヨーグルト)があるのだ。
こうして2日目もなんとか乗り越えていった。

@3日目
3日目にして体重マイナス4キロ。す・すげ〜!
このままの勢いで乗り越えていけるかとその時僕は思ったのだ。
しかしながらこれが甘かった。まずは体の力が入らずにフラフラし始め、
言葉を話すのもめんどくさくなる。そのくせお小水だけはどんどん出る。
ファスティンング中はとにかく水をガブガブ飲まなければいけない。
そして、お大物(おだいぶつ)が全然出ないのだ。
むしろケツからお小水が呼吸(ガス)の時に出そうな始末。
もともとゆるい僕のお腹はさらにゆるゆるになっていた。
気を紛らわせる散歩とか
お風呂に浸かってゆっくり温まることとか
ストレッチしながら呼吸を整えたり。
ずっとやってる。そんなことずっと。。。
3種の神器ももはや過去の遺産。分かりやすく言うと
「もう飽きた」のだ。
明日の回復食のことだけ考えながらまた睡眠に助けてもらうことになる。

@回復期1日目
朝の目覚めが快調になる。毎日のように飲んでいたお酒も我慢できている。
むしろお酒はそんなに飲みたくはならない。食いたい。早く。
実はそんな願望もあまりなくなっていた。なぜなら今日の夜は「回復食」。
早く夜が来るのを心待ちにして身体を少しずつ動かし始めた。
ここで言っておく。断食の後の回復期がとても重要であることを(ネット情報)。
調べた上に選んだ食材が「大根」。
この大根回復食verがかなりすごく良いらしい。
見せてもらおうか。白いモビル大根の性能とやらを。。。
そして1時間ほどかけて煮汁を飲みながらゆっくり食べるのだが、
トロトロになった大根でも形あるものを口に入れるのは三日ぶり。
そうたったの三日なのだ。これがたまらなくうまい。美味しい。
ただでさえファスティング中の俺の鼻は犬のごとく敏感になっており
味気ない大根の旨味と香りが口の中に広がるのだ。
そしてあっという間に飽きるのだ。大根もういらない。。。
食べ終わると、ま・まさか。。。
久しく忘れていたこの感覚。Comon!Ben!
俺のトンネルから今にも溢れそうな感じで襲ってくる赤い彗星。
や・奴だ。来る。きっとクル。
そして、地球(胃腸)は平和(綺麗)になったのだ。多分。。。

@回復期最終日
本来なら3日回復期をもうけるらしいが明日から仕事ということもあり
今日が最終日。身体測定も体重マイナス4キロ、他の数値も右肩下がりで落ち着く。
朝からリハに出かけて帰宅後の食事が待ち遠しい。
食事といっても変わらず質素なものではあるが固形物と出汁の味がなんとも言えない。
胃が勢い良く活動を始める。味覚と鼻覚がビンビンに敏感である。
なんだか食べることが罪であるかのように。
神よ。私は食べても良いのか?
このまま次の段階は筋力回復期に突入するのだが、自分へのご褒美にビールを一口。
あー。酒とはこんな味だったのか。美味い。美味すぎる。
そしてあっという間に脳みそがトロトロになり身体がとろけ始めた。
なんだか酒を飲むことが罪であるかのように。
神よ。私は飲んでも良いのか?

とまぁ、こんな感じ。

自分の身体が変化していくのを感じるのは数値が一番わかりやすいね。
見た目はそんなに変化してないけど、明らかに足取りは軽い。

あけましておめでとうございます。
今年もこんな奴ですがよろしくお願い致します。